となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記221101

今朝、となりのデスクの人がコロナに罹ったのが発覚したりしているけれども、私自身は元気に仕事をしている。暑くもなく寒くもない気候のおかげで出かけやすく、友人と映画に行ったり食べたいものを食べに行ったりと週末も楽しく過ごしているので、けっこう充実しているのだと思う。

日中は適温でも朝晩は特別に冷え込むようになってきた。そうなると山が急に色付き始める。数年前から紅葉を目玉にした観光に取り組み始めた故郷の町は、地道な広報が実を結んだと見えてここ2,3年は市外・県外からの紅葉狩りのお客でにぎわっている。とはいえ紅葉の名所として大きく宣伝している豪農の別荘跡はこじんまりとしていて、10分もあれば一周できてしまうので、お客は紅葉の景色を楽しみに来ているというよりは期間限定のもみじ祭りを楽しみに来ているか、または近くの酒造や産直に来たついでに寄っているきらいがある。我が家はこの豪農の別荘跡は徒歩圏内。小高い丘の上に立地していてほどよい負荷がかかるので、早朝の散歩コースにしている。私個人としては、紅葉の時期より葉が青々として活動的な夏が好きだ。葉が芽吹き始める春も良いのだけど、少し前に桜の古木が切られてしまってからはなんとなく物足りないと感じるようになった。この場所だけでなく、昔遊んでいた公園の桜もいつのまにか切り株になっていたし、近所のおじいさんの家も「自分が老年になり世話ができないから」と最後の実をたくさんくれた翌日に大きな柿の木を切ってしまった。苦労も知らずただただ景色や実りを楽しんでいただけの私が文句を言うのは違うのはわかるのだけど、長い年月をその場で過ごしてきたものがなくなってしまうのは、さびしいなと思う。

栗ってもう産直に出ているかな。栗ご飯か、気が向けば渋皮煮にしたい。舞茸ご飯もいいな。最近、外業で山の中をうろうろしていたら、カサが握りこぶしほどもある黄色いきのこが群生しているのを見つけた。いっしょにいた先輩が一本引っこ抜いて「カサの裏がヒダ状になっているきのこは食べられるきのこ」と言っていたけれど、どうなんだかな…と半信半疑で調べたら、コガネタケという正真正銘の食用きのこでした。でも裏がヒダヒダのやつの中にも猛毒のきのこがあるので、その認識は捨てたほうがいいぞ先輩。