となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記220708

大学時代の友人たちと12日でグランピングに行った。行き先は山梨。宿泊したドーム型テントは木々の間から正面にドーンと富士山が見える最高のロケーションだった。景色も良くて気候も盆地に比べれば冷涼、名物ほうとうもおいしくてそれだけでも大満足だったのだけど、今回の旅行は昨年結婚した友人のお祝い旅行でもあって、事前に用意したいろんなサプライズの全部にとても喜んでもらえてみんながうれしくて楽しい2日間だった。

テレビや雑誌で見てから一度は泊まってみたいと思っていたドーム型のテントは、透明な膜が張られた開口部からドーンと富士山が見える最高のロケーション。

テントと言いつつドアがあり窓があり、冷暖房完備・Wi-Fi完備・シャワー完備・無料で見れる動画サイトの案内とプロジェクターも用意されていて、コンセントも各ベッドの枕元にある。ほとんど旅館やホテルの個室と変わらなくてびっくりした。アウトドアで嫌がられる荷物の多さや暑さ寒さ、虫などのポイントを排除しつつ、旅館やホテルと比べると自然がすぐ隣にある感覚。アウトドアも時流にあわせて進化しているんだなあ~! そしてもうひとつ驚いたのは、無人運営だったこと。チェックインからチェックアウトまですべてタブレットを通してのやり取りで、敷地内ではスタッフと一度も顔を合せなかった。コロナ禍の影響か、人件費の関係なのか。便利であるような気もするけれど、地の人との些細な雑談が好きな身としてはさみしいような。富士山を望む最高の環境で、バーベキューをしながら、近況を報告しあい、結婚を祝福して、日付が変わるまでお酒を飲んだ。学生時代に課題に追われて、夜遅くまでアトリエにこもっていたことを思い出してしまった。あれから10年、職種も違えば住む場所も離れて、結婚して苗字や生活が変わってしまった子もいるけれど、こうしてみんな集まればすぐにあの頃に戻ってしまえる。幸せなことだよね。来年は、京都で会いましょう。

そして普段は富士山がちらりとも見えない県に住んでいる私にとっては、富士山の存在感がすごかった! 初日はあいにくの雨で姿が隠れていたものの、雨雲が晴れてからは車に乗って走っていてもお店に入っていてもごはんを食べていても、なにをしていても顔を上げれば富士山が見える!特に宿泊先からは赤っぽい山肌も見えた。日本人が昔から現代まで変わらずに霊峰として畏れ敬い、こぞって登りに行く気持ちがとてもよくわかった。この不思議な存在感をもつ山に、いつも見守られて暮らしている人たち、ピッと背筋が伸びそう。低山から徐々にスキルアップして、いつか登りたい!!