となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記230428

半袖になりたい日があるかと思えば、凍えるほど寒い日もあり、気候が安定しないままGWに突入しようとしている。写真は友人の子と公園に遊びに行ったときのトンチキ音楽を鳴らしながらシャボン玉を発射するイルカ。この日も天気は良かったのだけど風が強くて体感温度は低かった。

先月中旬ころから外業が出てきて、今年も紫外線を気にする日々が始まった。陽光に直接さらされる顔と手の甲の日焼け止めは念入りに。あと気が付かないうちに焼けているのが耳の上側で、ここにも忘れずに塗る。あとはやっぱり保湿が大事。私はべたつく感じが嫌でボディクリームを塗るのが本当に苦手だったのだけど、友人に勧められたクリームがとても良くて、最近は毎日お風呂上りにいそいそと塗っている。ホイップクリームか?と思うほど甘い香りで、勧められたときは正直「私に合うかな」と思っていたのに、今では一日の終わりの癒しの香りだ。

最近、空き時間やお風呂の時間に Podcast や stand.fm を聞いている。私はこれらの配信サービスって芸能人や専門家がやっているものだと思っていたのだけど、Youtubeのラジオ版というイメージで誰でも投稿できるのね。聞いてみると、時々見ていたWebメディアや通販サイトなんかも番組を持っている。記事で見ていたあのひとってこんな声なのね、とか、しゃべると文字の印象よりとっつきやすそうだな、とか、いろいろ発見があって面白い。隔週配信を楽しみにしている番組に、ふたりの女性のパーソナリティがリスナーの相談や質問にまったり答える番組がある。このおふたりの雑談のなかに、たまに旦那さんとお子さんの話が出てくる。家族に関しての、日常の本当に些細な感情の変化だとか考えたことを聞いていると、結婚して子どもがいる人生もいいものだなと思えてきた。これはたぶん、パーソナリティの素敵なふたりが日常の範囲で旦那さんやお子さんのことを人として尊重しようと努めているのが言葉の端々から理解できるからだと思う。家族という枠組みの内側でおろそかにされがちなところがちゃんと生きている家族だからだと思う。私がこれまで結婚等を避けてきたのは、人とこういう関係を築く努力をし続けられる自信がないから、また相手に努力し続けてもらえるような人間で居続ける自信がないからでもある。1回30分くらいの番組なのだけど、毎回いろんな視点で考えさせられる内容で、うーむとお風呂でうなっている。音声配信、ハマっています。

雑記230419

前記事で散々ぐちぐち言ったので、ここでは良かったことしか書くまい。と心に決めて筆を執る。

先週末に4日間の研修から帰ってきた。研修の内容自体はおもしろく、やはりマニュアルを読むのと専門家から教えてもらうのでは全然違うなと思った。それから楽しみにしていた餃子。どこも焼きたてで提供してくれるのでとてもおいしかった。餃子というのでニンニクやニラたっぷりのものを想像していたら、野菜(キャベツ?かな?)の比率多めでクセのないあっさり餃子が主流なのかしら、飽きないのでついつい手を出して食べすぎたりもした。私たちが行ったのは駅ビルの中のチェーン店だったのだけど、平日にも関わらずお客が多く、さらに餃子をつまみにひとり飲みをしているサラリーマンも多かった。いちにち働いた後に、アツアツの餃子で一杯ひっかけて帰る。う~ん、いいね。

2日目の夜、思ったよりも早い時間に上司から解放されたので、ビジネスホテルから徒歩圏内のスーパーを覗きに行った。私は旅行先でスーパーに行きたがる。地域ごとに品ぞろえが違うし、ご当地のお菓子やお酒が置いてあってけっこう楽しい。下戸ゆえにお酒は楽しめないから、レモン牛乳のお菓子でも買って部屋に戻ろうかな~と店内を物色していたところ、目にとまったのがいちご。1パックで買うとそこそこのお値段がするところ、味見用なのか1粒とか2粒パックがある!と気付き、5種類の小分けパックを購入した。まず、普通のスーパーでいちごが5種類も並んでいるのがすごい。私のところでは主に県内で流通している品種が1種類と、とちおとめとかべにほっぺとか県外の有名どころが1~2種類くらい置いてあるかどうか。さすが県庁がいちごのHPを運営して「いちご王国」を名乗っているだけのことはある。写真は前列手前から白いちご、スカイベリー、ロイヤルクイーン、後列左側がとちあいか、右側があまおう(あまおうだけ福岡だけど…)。甘いものをおいしいと認識してしまう子ども舌の私としては、おいしかったのはロイヤルクイーンとスカイベリー。とくにロイヤルクイーンは果肉がしっかりしていてジューシーで百点満点だった。いままで県外に出るとご当地グルメやご当地のお菓子を目当てにしていたけれど、フルーツという楽しみもある。

研修から戻って早々に、研修直前の仕事でミスをしていたことが発覚して、またそれを社長判断で見つかるまで放っておくことになって、いつばれるかいつばれるかとヒヤヒヤしながら日々を送っている。こんなことなら正直に謝って修正対応したい。こういうとき、自分は気が小さいというか、悪いことができない人間なんだなあと実感する。傷害とか窃盗とか横領とか悪いことにも幅はあれど、どれにも耐えられそうにない。まあ、今のところ犯罪など犯す予定はないので、私が心配しなければいけないのは今回のミスがばれること。関係者の目が書類の上を滑って、上手い具合に見付かりませんように。そして今回のは確認不足が積み重なったミスだったので、次回からは必要事項をひとつひとつきちんと確認すること。口があるんだからね。

雑記230406

毎年、年度が変わるころに必ず体調を崩す。眼精疲労から来るような鈍い頭痛が続き、微熱でだるくて寝ても寝ても眠い。ただ食欲はある。総じて医者に行くほどでも会社を休むほどでもない症状だから、違和感を抱えながら静かにしているしかない。今年もピンポイントで4月1日2日がこんな調子だったので、土日とかぶったこともあり大人しく寝込んだ。春の紫外線にやられているのか、花粉の影響なのか、気温の変化に体がついていかないのか。よくわからないのだけど、だいたい2日も休んでいれば小康状態になるので、新年度の月曜である3日はなんでもない顔で出社した。時々、下手に休んでいるよりも仕事をしている方が体調が良いことがある。この春の不調もそういう類のもので、何日か仕事をしているうちにだんだんおさまってしまう。今年は桜が咲くのがとても早く、4月1週目の土日が八分咲きでほぼ見頃だった。次の土日にはもう葉桜になりそうだ。写真は、通勤途中に咲いていたよそのおうちの桜。日本何大桜とかの桜並木でも、ひとんちの桜でも、桜であればお花見はお花見。

そして新年度早々、仕事の関係で上司と関東に研修に行くことになっている。それも4日間も。環境の変化に弱く、他人と長時間いっしょに過ごすことに多大なストレスを感じる私としては今から胃の痛い話だ。そもそもノリノリで計画を立てた親しい友人との旅行ですら前日とかにはめんどくさくなってくる(行くと楽しいから来てよかったな~と100%思う)私に週の半分以上も研修に行けとは何事なのか。粛々と宿の手配や旅費の申請を粛々とこなす反面、内側の私は行きたくないよー!と駄々をこねて転がっている。食べ慣れないごはんも嫌だし、ベッドと枕が違うのも嫌だし、上司と片道4時間おなじ車に乗っているのも3食いっしょに食べなきゃいけないのもすんごく嫌だ。やりかけの仕事も気になる。行きたくない理由ならいくらでも出てくるけど行きたい理由が餃子しかない。これだけのネガティヴな感情を餃子に背負わせるなよな。出立は来週。いまだに腹をくくれていない。

雑記230327

一昨日、友人たちとカラオケの個室でちいかわのケーキを食べるという10代がやるような遊びをした。友人のひとりが娘のAちゃんを連れてきてくれたからよかったけど、これが本当にたまたま予定が合ったから来てくれたわけで、当初は三十路の5人の女たちが大真面目にキャラクターケーキを注文して大真面目に5等分にして食べる算段だった。なかなか愉快な仲間たちでしょう? 実際、ケーキに関しては、その前に食べたランチでそこそこおなかいっぱいで遊びに気が逸れていたAちゃんより大人たちの方が大騒ぎしていた。顔面を切り分けるというショッキングな光景を経て食べたケーキはイチゴたっぷりのショートケーキで、生地はしっとりクリームふわふわでおいしかった。

そして、姪や甥が中学生になってしまったので忘れかけていた「子ども」という天使みたいな怪獣について、この日いちにちAちゃんと遊んでようやく思い出した。そうそう、とつぜん歌い、とつぜん踊り、とつぜん創作ゲームが始まるんでしたね~。そして、楽しければ笑い、気に入らなければ泣く(この泣きに関して、この前まで赤ちゃんみたいだったAちゃんが「泣くほど悲しいわけじゃないけど泣くと大人が言うことを聞いてくれるので拒絶されたらとりあえず泣き真似をしてみる」という技術を習得していることには驚いた)。Aちゃんは人見知りもなく天真爛漫な子で、ほぼ初対面にも関わらずかわいいかわいいと甘やかしてくる家族以外の大人たちの出現にここぞとばかりに甘え、大好きなポテトやケーキを食べ、大人たちを引っ張りまわして全力で遊びたおした。ふつうの休日はパパやママと過ごすことが多いAちゃんにとって、刺激的で大満足の一日だったみたい。一方、私たち大人は5人もいたのに全員がくたくた。保護者のみなさま、本当に毎日おつかれさまです。高さも重さも私たちの半分くらいしかない体のいったいどこに、あの爆発しそうなエネルギーが詰まっているんだろうね。Aちゃんは来月から小学生になる。新しい学校、新しいランドセルに新しいお友達。楽しいことも悩むこともこれからたくさんやってくるけど、このまままっすぐに成長してほしい。あと学校でお友達ができても忘れなかったらたまにはおねえさんたちとも遊んでほしいな。

と言っている間に、この日に遊んだ友人のひとりが翌日に発熱。病院で検査したらコロナだったことが判明。個室・マスクなし・大声でしゃべる・飲み食いする、というほぼアウトの状況なのだけど、私はいまのところ自覚症状はない。ワクチン皆勤賞だからなんとか回避されていますように。

雑記230322

3月中旬にひとつ年をとった。20代後半あたりから一桁の数字があやふやになって、今年も例にもれずいくつになったかよくわからないままその日を迎えた。ゾロ目でした。ちょうど休日で天気も良く、猫のごはんのついでにショートケーキをふたつ買ってKさんと食べた。今日まで健康で罪も犯さず、毎日元気に仕事をしているのだから、人として十全。

私はKさんとふたり暮らしなので、キャベツを買うとなるといつも半玉のとか1/4のを買うのだけど、店頭に並んだ春キャベツはひと玉売りのものしかなく、ええいままよ!と大きくて新鮮なひと玉を小脇に抱えて帰ってきた。コールスロー、キャベツステーキ、ミネストローネにホイコーロー、その日から毎晩キャベツ祭が開催されている。なにを作っても葉が柔らかく甘くておいしい。芯の近くでくしゃくしゃになった若葉は特にみずみずしいので、浅漬けにしてシャクシャク食べる。昨日は、千切りにしたキャベツを盛りに盛ってサンドイッチにした。具の多いサンドイッチ大好き。キャベツが盛り盛りだったので、マスタードたっぷりコショウたっぷりの濃い目の味付けがちょうどよかった。春キャベツとか菜花の料理を作っていると、冬が終わったんだなあと実感する。春になったから全部良い方向に進むような気がする。なんの根拠もないのだけど、なんだか本当にそういうもののような気がしている。

そして、今日という佳き日に言わせてください。侍ジャパン、世界一おめでとう! 普段、野球を見ない私でもWBC開催期間中は本当に楽しませてもらった。一戦一戦にハラハラして、興奮した。さすが各国のスター級選手たちが集まる4年に一度のお祭、ここぞという場面で的確に投げる!打つ!走る! 一挙手一投足で見ている人に影響を与えられるこの人たちは本当のプロなんだなあとあらためて感心した。そのほとんどが自分より年下の若い子たちなのだから、本当に頭が下がる。メジャーMVPを背負って参戦した大谷選手、不調に悩んだ最年少3冠王村上選手、3月11日に先発した佐々木選手ほか、ひとりひとりに負けられない背景があり、ふりかえるとスポーツ映画を何本も見ていたような気持ちになる。それは対戦した外国の選手たちも同じで、例えばプールBで対戦したチェコ。選手のほとんどが兼業で、大きな舞台でプレーするのは初めて、自国で野球の試合がテレビ放送されるのも初めてという背景で、日本から先制点を取ったのは敵ながら天晴だった。昨日のメキシコ戦で怒ってバット折ったバッターのテレスも、絶対勝ちたい!なんで自分はチャンスを活かせないんだ!の熱い思いがあったに違いない。ひと試合ひと試合、挙げていけばキリがない。個人的ハイライトは、やはり劇的逆転勝利を収めた準決勝メキシコ戦の9回裏。大谷から始まり大谷のヒットで一気に日本に追い風が吹いたね。侍ジャパン、感動と興奮をありがとう。世界の大舞台を経験した若き侍たちは、これからさらに大きく飛躍することでしょう。カッコよかったぞ。

雑記230310

備忘録もかねてひと月に一回くらいは記事を書こうと思っていたのだけど、いつの間にか三月に入って卒業式だ入試だと慌ただしくなり始め「二月は逃げる、三月は去る」を実感している。気温も昼間は10℃を超えるようになった。庭の雪の塊が日毎に小さくなるのが目に見えてわかる。今冬は、一晩でドサッと積もった数日を除けば、冷え込みがキツいだけで小雪だったように思う。

冬季間、調子のよくなかった猫はあたたかくなり始めたここ1、2週間は容体が安定している。カリカリはほぼ通常の量を食べ、水をゴクゴク飲み、好物の煮干しを追加でねだって「ねー」と鳴くほどになった。写真は、夕方に補充したのに寝る前にほとんどなくなっていた餌皿。16年間、彼女はずっと底の深いお椀でごはんを食べていたのに、なぜか最近はこの平皿で食べるのが気に入っている。十年近く前、一人暮らしをしていたときに「この平皿に前菜みたいにおかずをちょっとずつ並べたい!」と購入してほんの数回しか使っていなかった皿、ここに来て日の目を見ている。猫は食べる量に比例するように元気になり、晴れの日には午前・午後と2回も大好きな散歩に行っているし、台所の窓枠に飛び乗り外を眺めて自宅警備も欠かさない。腎臓は加齢で確かに弱っているのだろうけれど、加えて冬の冷え込みにあてられていたのかも。夏や冬のような極端に気候が変化する時期は、特に注意してあげなければ。とは思うものの、あったかい部屋やすずしい部屋を用意しても、そこでおとなしくしていないのが動物なのよね。「年末までもたないかも」が「春までもたないかも」になり、今「春は越せそう、次は夏の暑さに注意」になった。心配は多々あれど、もう少し一緒に暮らせそうでほっとしている。

次に仕事の話。年度末特有のふわふわした落ち着かないこの時期に、就業規則労務形態の変更の通達があった。弊社は春から秋までの繁忙期は土曜が隔週で休みという変則的な休日形態をとっていて、週によっては6連勤もあったのだけど、新年度からは完全週休二日になるとのこと。根本には、業績不振で昇給させるのが難しいので勤務時間を減らして実質賃上げするステルス値上げ、ならぬステルス賃上げの仕組みがあるらしく、労働者としては喜んでばかりもいられないのだけど、率直に言ってうれしい。「ちょっと遠出」の選択肢が広がりそうで、隣県の観光情報誌をめくってみたりしている。

いっこ前の記事でアンガーマネジメントの話をしたばかりだというのに、タスクが多くなってくるとついピリピリしてしまって反省している。他のひとでもできる仕事は投げ渡したほうが楽になるし、後輩ちゃんの勉強になるのもわかっているのだけど、私の中でどこまで渡せるのかという線引きがなかなか難しい。知識も経験も不足しているにも関わらず「任せたよ~」と言って仕事をまるごとぽいっと投げてくる上司は、今日は有休をとってコストコに行っている。健康な心で仕事を続けていくためには、そういう豪胆さというかある程度の適当さが必要なのかもしれないな、と上司宛のメールに返信しながら考えている。

雑記230130

アンガーマネジメントの話。私はけっこうだらしないのが嫌いな方だ。自分のことはもちろんだけど、他人が共有スペースをだらしなくしているのも苦手で、たとえば職場の水場の周りがびしゃびしゃになっていたり、ペーパータオルが残り少ないのに補充されていなかったりするとそれを進んで補いながら、なんで他の人は気にならないのかなと不思議に思ったり、ちょっと呆れたりする。物理的な話だけではなくて、精神的なところもそうで、やることべきことを後回しにしているとか、決めるべきことをあいまいにしているとか、優柔不断な態度とか、そういうのが嫌だ。とはいえ自分が全部きちんとしているかというとそういうわけでもなくて、誰の目も届かない部屋なんか特にごちゃごちゃし、やると決めたことを後回しにすることもある。だけど私の場合、そういうだらしなさは自分にしかわからないところ限定で、他人の目の届くところはほぼきちんと整頓されているし、受け答えも簡潔に結論を話すようにしている。私はこういう意識が根底にある人間なのですが、このまえ読んだコラムに「他人に対するイライラは、自分が我慢していることやできないことを他人がやっているから」というような内容があり、これにはなるほどね~と膝を打った。私のだらしないのが嫌いというのは、他人にだらしないと思われるのが嫌ということで、つまり他人の目を気にしているということだ。だから他人にどう思われるかを気にせずに自分のペースで生きている人がうらやましくてモヤっとするのだ。そもそも「やるべきこと」の「すべき」の尺度を決めているのは私自身で、他の人の尺度ではそれらは「すべき」のカテゴリに当てはまらないのかもしれない。こう考えるようになってから、他人に対してのイライラが少なくなった。自分で勝手に我慢して、他人の行動に目くじらを立てるのが馬鹿らしくなったともいえる。とはいえ性格的にきちんとしている方が好きなので、毎朝出社したら水場をみがいてきれいに拭いて、ピカピカになったシンクに満足して仕事に取りかかる。誰にどうこう思われるからやるのではなく、私が気持ちいいからやるのだ。現代、SNSで他人の生活を覗き見られるようになったので、自分の尺度で他人を断じて勝手にイライラしたり攻撃したりする人も多いのではないかと思う。他人に向けるその怒りは正当な怒りか? まずは自分を顧みるところから。