となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記230310

備忘録もかねてひと月に一回くらいは記事を書こうと思っていたのだけど、いつの間にか三月に入って卒業式だ入試だと慌ただしくなり始め「二月は逃げる、三月は去る」を実感している。気温も昼間は10℃を超えるようになった。庭の雪の塊が日毎に小さくなるのが目に見えてわかる。今冬は、一晩でドサッと積もった数日を除けば、冷え込みがキツいだけで小雪だったように思う。

冬季間、調子のよくなかった猫はあたたかくなり始めたここ1、2週間は容体が安定している。カリカリはほぼ通常の量を食べ、水をゴクゴク飲み、好物の煮干しを追加でねだって「ねー」と鳴くほどになった。写真は、夕方に補充したのに寝る前にほとんどなくなっていた餌皿。16年間、彼女はずっと底の深いお椀でごはんを食べていたのに、なぜか最近はこの平皿で食べるのが気に入っている。十年近く前、一人暮らしをしていたときに「この平皿に前菜みたいにおかずをちょっとずつ並べたい!」と購入してほんの数回しか使っていなかった皿、ここに来て日の目を見ている。猫は食べる量に比例するように元気になり、晴れの日には午前・午後と2回も大好きな散歩に行っているし、台所の窓枠に飛び乗り外を眺めて自宅警備も欠かさない。腎臓は加齢で確かに弱っているのだろうけれど、加えて冬の冷え込みにあてられていたのかも。夏や冬のような極端に気候が変化する時期は、特に注意してあげなければ。とは思うものの、あったかい部屋やすずしい部屋を用意しても、そこでおとなしくしていないのが動物なのよね。「年末までもたないかも」が「春までもたないかも」になり、今「春は越せそう、次は夏の暑さに注意」になった。心配は多々あれど、もう少し一緒に暮らせそうでほっとしている。

次に仕事の話。年度末特有のふわふわした落ち着かないこの時期に、就業規則労務形態の変更の通達があった。弊社は春から秋までの繁忙期は土曜が隔週で休みという変則的な休日形態をとっていて、週によっては6連勤もあったのだけど、新年度からは完全週休二日になるとのこと。根本には、業績不振で昇給させるのが難しいので勤務時間を減らして実質賃上げするステルス値上げ、ならぬステルス賃上げの仕組みがあるらしく、労働者としては喜んでばかりもいられないのだけど、率直に言ってうれしい。「ちょっと遠出」の選択肢が広がりそうで、隣県の観光情報誌をめくってみたりしている。

いっこ前の記事でアンガーマネジメントの話をしたばかりだというのに、タスクが多くなってくるとついピリピリしてしまって反省している。他のひとでもできる仕事は投げ渡したほうが楽になるし、後輩ちゃんの勉強になるのもわかっているのだけど、私の中でどこまで渡せるのかという線引きがなかなか難しい。知識も経験も不足しているにも関わらず「任せたよ~」と言って仕事をまるごとぽいっと投げてくる上司は、今日は有休をとってコストコに行っている。健康な心で仕事を続けていくためには、そういう豪胆さというかある程度の適当さが必要なのかもしれないな、と上司宛のメールに返信しながら考えている。