となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記230322

3月中旬にひとつ年をとった。20代後半あたりから一桁の数字があやふやになって、今年も例にもれずいくつになったかよくわからないままその日を迎えた。ゾロ目でした。ちょうど休日で天気も良く、猫のごはんのついでにショートケーキをふたつ買ってKさんと食べた。今日まで健康で罪も犯さず、毎日元気に仕事をしているのだから、人として十全。

私はKさんとふたり暮らしなので、キャベツを買うとなるといつも半玉のとか1/4のを買うのだけど、店頭に並んだ春キャベツはひと玉売りのものしかなく、ええいままよ!と大きくて新鮮なひと玉を小脇に抱えて帰ってきた。コールスロー、キャベツステーキ、ミネストローネにホイコーロー、その日から毎晩キャベツ祭が開催されている。なにを作っても葉が柔らかく甘くておいしい。芯の近くでくしゃくしゃになった若葉は特にみずみずしいので、浅漬けにしてシャクシャク食べる。昨日は、千切りにしたキャベツを盛りに盛ってサンドイッチにした。具の多いサンドイッチ大好き。キャベツが盛り盛りだったので、マスタードたっぷりコショウたっぷりの濃い目の味付けがちょうどよかった。春キャベツとか菜花の料理を作っていると、冬が終わったんだなあと実感する。春になったから全部良い方向に進むような気がする。なんの根拠もないのだけど、なんだか本当にそういうもののような気がしている。

そして、今日という佳き日に言わせてください。侍ジャパン、世界一おめでとう! 普段、野球を見ない私でもWBC開催期間中は本当に楽しませてもらった。一戦一戦にハラハラして、興奮した。さすが各国のスター級選手たちが集まる4年に一度のお祭、ここぞという場面で的確に投げる!打つ!走る! 一挙手一投足で見ている人に影響を与えられるこの人たちは本当のプロなんだなあとあらためて感心した。そのほとんどが自分より年下の若い子たちなのだから、本当に頭が下がる。メジャーMVPを背負って参戦した大谷選手、不調に悩んだ最年少3冠王村上選手、3月11日に先発した佐々木選手ほか、ひとりひとりに負けられない背景があり、ふりかえるとスポーツ映画を何本も見ていたような気持ちになる。それは対戦した外国の選手たちも同じで、例えばプールBで対戦したチェコ。選手のほとんどが兼業で、大きな舞台でプレーするのは初めて、自国で野球の試合がテレビ放送されるのも初めてという背景で、日本から先制点を取ったのは敵ながら天晴だった。昨日のメキシコ戦で怒ってバット折ったバッターのテレスも、絶対勝ちたい!なんで自分はチャンスを活かせないんだ!の熱い思いがあったに違いない。ひと試合ひと試合、挙げていけばキリがない。個人的ハイライトは、やはり劇的逆転勝利を収めた準決勝メキシコ戦の9回裏。大谷から始まり大谷のヒットで一気に日本に追い風が吹いたね。侍ジャパン、感動と興奮をありがとう。世界の大舞台を経験した若き侍たちは、これからさらに大きく飛躍することでしょう。カッコよかったぞ。