となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記230531

すべりこみの5月投稿。もうほぼ1ヵ月前の話になるけれど、まだ5月ということでGWには触れておきたい。今年はコロナが蔓延してからはじめての特別な規制のないGWということで、たくさんのひとが帰省したり旅行に行ったり、人の移動の多い連休だったようだ。ところが私は世の風潮に逆流するようにのんべんだらりと過ごした日が例年以上に多かったように思う。それでも快晴の中日に一日くらいと思い立ち、ドライブがてら県内の端っこの方にある海産物の直売施設へ。しかしやはりGW。観光や買い物をしに行ったというより混雑を体験しに行ったような有様で、高速道路に入って10分で先の見えない渋滞にハマり(原因は事故だった)、高速道路を降りてからの直売所までの道も渋滞、直売所の駐車場に入るのに並び、浜焼きを買うのにまた並んだ。お昼も海鮮丼が食べられる食堂は20組以上待ちという状態だったので、青空の下でたらいに山盛りのカニに舌鼓を打つ人たちに交じって露店のカニご飯を食べた。まあ、やっぱり積極的に出歩きたい時期ではないなと再確認しつつ、「人を見に来た」感じがすごくGWっぽくて笑った。

あと、GWのあとの良く晴れた休日に、かつて一緒に働いていたバイトの仲間に会ってきた。というか、仕事中にお邪魔してきた。私が辞めて十数年、新しい人が増えて、それでもいまだに現役でやっている人もいた。ちょっと特殊な業種で、たぶん一般的なサービス業よりはバイト同士が親しくなりやすいし、いろんな年代の人たちでわいわいひとつのものを作り上げる雰囲気が好きな人は残っているのだと思う。あくまでバイトの身分なので、就職するのに一度は離れたけれど、仕事にも慣れて土日にバイトできる余裕ができたからと舞い戻ってきている人もいて、聞けば10年選手はザラとのことで純粋に感心した。人によっては、本当に魅力的な仕事なんだと思う。私も久々に彼らの仕事ぶりを見ることができて、会場の熱気を感じることができて楽しかったし、戻ってこないかと言ってもらえてうれしかった。かつては自分もあの輪の中にいたのだな。一昨日はある新人さんのデビュー戦だったらしい。高校一年生とのこと。ちょうど私が働き始めたのも同じ年の頃だった。いつまでも子どもみたいな大人たちにかわいがられながら、楽しく成長していってほしい。

今日の画像は仕事中に撮ったイヌワシらしき猛禽類。仕事でドローンを飛ばしていると、ときどき鳥に威嚇されることがある。小型の鳥やカラスであればすぐに攻撃してくるでもないしドローンの方が大きいので心配はないのだけれど、大型の猛禽類は怖い。羽を広げると2mにもなる巨体で、威嚇どころかまっすぐに向かってくる。最近、山間の現場で出会ったこの猛禽類も離陸させた途端に現れて、慌てて着陸させた後もしばらくはぐーるぐーると上空を旋回してこちらを監視していた。「いつでも撃墜できるぞ」とでも言いたげな様子だった。現地の人によると、絶滅危惧種イヌワシかもしれず、どうも近くに巣があるらしい。そりゃ威嚇もするわ。事態はナワバリを主張するイヌワシ?と機材総額数百万を守りながら業務を完遂したい人間との根比べとなり、イヌワシ?が巣に帰って落ち着いている隙を狙いコソコソと作業を終えて人間が勝ちを制した。しかし私たちは大きい猛禽が怖いけど、あちらからすれば見たことのない無機物がババババと音を立てながら飛んでいるのだから当たり前に怖いのだろうな。同じような現場が6月に2箇所控えている。不安しかない。