となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記221215

冷たい雨交じりの雪が降り出した。朝と夜は底冷えがして寒い。とうとう冬がやってくるのだなあと思う。この時期は誰かと話しても冬の準備の話ばかりになる。タイヤ交換したかとか、冬囲いは終わったかとか。みんな長い冬を越すための準備をしている。

先週末、クリスマスマーケットに行ってきた。ファミリー向けの商業施設群の広場でやっているイベントで、シュトーレン以外はあんまり目的もなく期待もせずに行ったのだけど、でっかいツリーときらきらのイルミネーション、ヴルストやホットワインを売る露店の雰囲気がけっこう“それ”っぽくて、思いのほか楽しかった。写真はブラジルの店主夫妻が数種類のウィンナーをジュージュー焼いてラクレットチーズをこれでもかとかけてくれたラクレットチーズスペシャル。わたしたちがあらびきにして肉を詰めました!という感じ(違うだろうけど)の荒々しく味濃い目のウィンナー、すごくおいしかった。私の選んだチキンオニオンスープも、友人の頼んだオニオングラタンスープも熱々で、ハフハフ言いながら夢中で食べた。冷たい小雨が降っていたけれど、自撮りする若者たちもごはんを分け合う家族連れも、みんな楽しそうだった。どんなに寒くても、きれいなものとあったかくておいしいものを出されたら笑顔になっちゃうんだなあ。

当初の目的だったシュトーレン、市内のお菓子屋さんやパン屋さんのものが何種類か置いてあって、散々悩んだ末に、直接買い付けに行ったというバイヤーさんがイチオシしてくれたのを買った。ここ数日はタイミングが合わず、昨日ようやく開封して味見。これがまたおいしい! これからどんどん熟成していくのだろうから、まだちょっとパサつく感じもあるけれど、それを差し引いてもおいしい。ドライフルーツがゴロゴロ入っていて、ほどよくスパイシー。今年はあの店、今年はこの店、と何度かシュトーレンは食べているけれど、今年のパン屋さんのシュトーレンが一番好みかもしれない。25日まであと10日も持つだろうか。クリスマス時期限定のおいしさ、だいじにだいじに、ひと切れずつ食べる。