となりのしばふ

日々の記録と内省と

雑記221006

仕事がひと段落した。残務もあるけれど、馬鹿みたいに残業しなくてよくなったのは喜ぶべきことだ。

先週末、ちょうど庭の金木犀が咲いて香っていた。秋晴れで、気温もちょうどよく、パン屋さんで買ったパンを窓を全開にした車の中で食べてぼんやりした一日だった。あの気持ちの良い日から3日しか経っていないのに、肌寒い。肌寒いを通り越して、今日は職場では暖房がたかれていた。夏にKさんが暇つぶしに編んでくれたサマーニット、インナーを半袖から七分袖にしたら秋でもまだ着られるなと考えて、取寄せ注文したシャツがUNIQLOから届いたのが昨日のことなのだけど、このまま冬に向かうんだとしたら出番は少なそうだ。金木犀もほとんど花を落としてしまった。

地方で生活していると、たぶん都市部よりは血のつながりや世間体に重きが置かれる雰囲気だから、この年まで特定のパートナーを持たないのを恥ずべきこととして遠回しに指摘されたりすることがある。だけど、たとえば仕事が定時に終わって、なんとなく気分がよくて、映画館で観たい映画をやっていて、良い席が空いていたから行こ、みたいな、誰にも了承を得ず誰にも迷惑もかけず、自分の選択だけでふらりと行動できる(もしくは行動しない)自由を私は心底愛していて、できればこのままでいたいと思う。これが私なんだけど、こんなこと言ったって、あるひとにはわがままだと言われるんだろうし、あるひとには大人にならないと駄目だよと言われるんだろうな。私は今の状態で過不足がないのに、それを他人が勝手に見下したり憐れんだり、アドバイスという名目で彼らの身の上を肯定するのに付き合うの、本当にもうウンザリなんだよな。って、そういう話。